2025/07/29 15:05



先日、戦後80年関連の仕事で
戦時中ある研究に携わっていた方の
40年ほど前のインタビューを耳にする機会があり.

インタビュアーは
当時のことをなんとか聞き出そうとするものの
語る言葉はどこか歯切れ悪く
はるかに言えないことの方が多い、というのが
沈黙からひしひしと伝わってくる

ほんとうは
そうした
沈黙や逡巡のなかの

声にならない声
語られない言葉

にこそ真実があり

いってみれば
人はときにそれを覆い隠すために
言葉を用いるといってもいい


言葉を交わすと同時に
私たちが発している
電波のようなもの

声にならない声
言葉にならない言葉に
耳を澄ませる

語られる言葉の背後の
見えないけれど
確かにある〈なにか〉を
私たちはいつも
交わし合っている

 


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